反対理由の多くは「待球作戦がはびこる」というものだ。新潟県高野連の「100球到達で次の回から交代」なら、打者は2ストライクまで振らず、追い込まれたらファウルで粘り、投手に早く100球を投げさせようとする。智弁和歌山・中谷仁監督(39)は「ファウルを打つ練習をするチームが出てくるのでは」と懸念する。
いかに打つかではなく、いかに球数を投げさせるかが目的になり、野球の魅力が失われかねない。また、球数が増え、投手交代も多くなることで試合時間が延び、選手の負担が増える可能性もある。 U18(18歳以下)高校日本代表ヘッドコーチの八戸学院光星・仲井宗基監督(48)は国際大会に臨む上でも球数制限はマイナスと捉える。「海外の投手はストライク先行で来るので積極的に振らないといけない。待球作戦は日本の野球のレベルの低下につながる」と断言する。
https://mainichi.jp/koshien/articles/20190310/ddm/035/050/133000c
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