DeNA・佐野恵太内野手(24)が次期主将の最有力候補に浮上していることが24日、わかった。5年間務めた筒香嘉智外野手(27)がポスティングでメジャー移籍するための後任となるが、入団3年目でレギュラーを獲得していない選手の主将就任は異例だ。
左翼で「ポスト筒香」と期待される男に大役も託される。佐野は今季89試合に出場し打率2割9分5厘、5本塁打、33打点。11試合で4番を任されるなど長打力が武器だが、スタメンは45試合だった。明るい性格でナインから好かれる盛り上げ役だ。この日、横須賀スタジアムなどで行われたファンフェスタではパフォーマンスチームとともに踊りを披露するなど度胸も十分。筒香と2人で「アイ ラブ ヨコハマ!」の締めゼリフも叫んだ。
佐野は今秋の奄美キャンプで「限定主将」に任命され、ラミレス監督も「レギュラーのチャンスがある」と成長を評価していた。指揮官は筒香にも相談し後任を選定。「基本的に僕の中では決まっている。筒香(の移籍先)が決まり次第になる」と、発表は来月以降となる見込み。来季25歳の伸び盛りが石川、筒香とつないできたバトンを受け大抜てきに応える。
◆ベイスターズの主将 横浜時代の98、99年に駒田徳広、02年に石井琢朗、11年に村田修一が務めた例がある。DeNAになってからは12~14年が石川雄洋、15年から筒香が務めた。
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