広島・薮田和樹投手(26)が20日、日南での秋季キャンプを打ち上げ、来季の先発ローテ争いを勝ち抜く決意を示した。今キャンプでは課題だった直球の制球に重点的に取り組み、手応えを感じている。チームは来季の先発ローテに関して大瀬良、ジョンソン以外競争を促す方針。今季2勝に終わった右腕が、来季巻き返しを図る。
期するものがある。開幕から先発ローテに入ったが、9試合の登板で2勝1敗、防御率5・74。昨季15勝(3敗)で最高勝率に輝いた右腕にとって、悔いの残る結果に終わった。「全く結果が出てないのと同じ。来季5年目になって、勝負の年だと思う」。今キャンプで2度行われたシート打撃では計2イニングを1安打無失点。強い決意を持ち、アピールにも成功した。
先発サバイバルも始まる。大瀬良、ジョンソン以外は競争の位置付け。野村、九里に関しても佐々岡投手コーチは「若いのが伸びてくれば分からないよというぐらいの危機感を持ってやってもらえれば。みんなが競争という意識を持ってやらせようかなと思ってます」と説明した。
・近年のカープ先発は
マエケン、黒田、大瀬良以外で
2桁勝利を2年以上続けた者がいない。