2018年8月16日木曜日

「行けと言われたところで行く」阪神・岡本の生きる道

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 こんな声が漏れてもおかしくない。「なんで俺、いつもこんな場面ばっかりなんだろう」、と。

 3月に榎田大樹投手(32)とのトレードで西武から加入した阪神・岡本洋介投手(32)。中継ぎとして1軍で12試合に登板、防御率2・50の成績を残している(8月14日現在)。その全ての登板が負け試合なのだが。

 7月26日の広島戦(甲子園)。試合前に降った雨の影響で1時間12分も試合開始が遅れた。藤浪がプロ最短の0回1/3でKOされ、3点を先制されなおも1死満塁。雨上がりの蒸し暑さ。意気消沈する球場全体の中で「岡本」の名前がコールされた。もうこれ以上点を取られたら、観客も帰ってしまうのではないか。記者席から感じ取った甲子園の空気は「岡本で赤ヘル打線を止められるのか?」。

 適時打は1本浴びた。それでもなんとか初回の流れは打ち切った。4回2/3を投げて1失点。結局3―9で負けたが、緊急登板で試合を懸命に立て直した岡本の投球が虎党の心に残ったはずだ。この日は阪神に来て初の打席にも立った。プロ9年目でうれしい初安打も放った。

 西武時代は中継ぎで登板した翌日に、先発することもあった。昨季は先発で6勝したが、移籍した阪神では中継ぎが主戦場になった。「行けと言われたところで行くだけだから」。派手な言葉ではないが、一言一言に覚悟がある。

 元チームメートの西武・十亀から「縦じまのユニホームも似合ってきた」と言われる。古巣から変わらぬスタイルを貫き、与えられた場所で今日も黙々と投げ続ける。(記者コラム、阪神担当・長尾 隆広)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180815-00000155-sph-base

1047: 風吹けば名無し 2018-08-15 19:59:45
岡本先発もありやな

1060: 風吹けば名無し 2018-08-15 20:00:37
岡本っていつもしれっと抑えてるよな
負けて場面でしか投げてないからあんまり印象ないけど

1068: 風吹けば名無し 2018-08-15 20:01:53
岡本ええやん!!

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