2018年8月21日火曜日

「打球が見えないんよ」 野球諦めた済美の記録員

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1: 風吹けば名無し 2018/08/20(月) 21:49:42.13 ID:6JncHE7M0
 生まれつき、視覚に障害があり色の判別がしづらい。幼い頃、絵を描く時に、母に「顔の色は何色に塗ればいいの?」と聞いたことがあった。小学3年で始めた野球では、中学までは白い土のグラウンドでボールは見えていたが、高校で黒土になってから見えにくくなった。さらに、ナイター照明を使った練習が増え、より打球が見えにくくなった。守備の時に1歩目が遅れ、キャッチボールは相手の投げ方を見て予測してグラブを出すようになった。このままではチームに迷惑をかける。そんな思いが募った。

 昨秋、背番号3をもらって一塁手で出場した。しかし、愛媛県大会の準決勝でミスをし、負けた。「見えなくてミスをしたわけではないけど、もし、見えないことでミスをしたら、みんなに申し訳ない」。心は決まった。監督に事情を話し、マネジャーに。記録員という役割をもらった。

 正直、野球を続けたかった思いはある。代打だけ、という道もあったかもしれない。でも、胸にしまい込んで、裏方に徹した。「チームのためにやれることを全てやる」。準備を手伝い、声を出し、仲間をサポートした。

 野球をあきらめる時、唯一、母の貴子さんの前でだけ太陽は泣いた。昨秋のある日、自宅で母と2人きりになった。食事をしながら、胸の内を明かした。「やっぱり、見えないんよ」

 母は「どれくらい見えんの」と聞いた。太陽は「2、3メートル手前からしか見えん」。母は驚いた。もっと気にしてあげられたのではないか、と自らを責めた。母は遺伝が関係している可能性があることも知っていた。「ごめん……」と泣いた。太陽は「泣かんで。お母さんが悪いわけじゃないから」と言ったが、涙が止まらなかった。

 夏の大会が始まる直前の今年6月、太陽は母に手紙を渡した。「迷惑かけてごめん。甲子園に連れて行くから」。母も書いた。「最後まであきらめず、しっかりやって。甲子園に連れて行ってね」
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※ 「打球が見えないんよ」母にだけ見せた涙 記録員・太陽 - 高校野球:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL8N5CN9L8NPTQP01L.html


5: 風吹けば名無し 2018/08/20(月) 21:51:08.56 ID:DzWLDcr9a
それで済美の背番号貰えるとか凄いな

10: 風吹けば名無し 2018/08/20(月) 21:52:21.86 ID:rfLKdVrYa
色盲だけどカントクの下で頑張ったのは同じ

13: 風吹けば名無し 2018/08/20(月) 21:53:05.14 ID:RkfGQHe40
済美でレギュラーって普通にすげえわ

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