2018年12月8日土曜日

【夕刊フジ】阪神・大山に恩師が指摘 「柔軟になれ」の真意とは

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 金本前監督が去った来季が本当の勝負だ。阪神・大山悠輔内野手(23)が4日、500万円増の来季年俸3000万円(推定)で契約を更改した。

 交渉の席上で「中心選手になれるように」とハッパをかけられたそうで、来季は年間を通じ「波を少なくすること」を目標に掲げる。

 プロ2年目の今季は、前半と後半でまるで別人だった。開幕直後の4月と6月、7月はいずれも月間打率が1割台を低迷し、2軍落ちも経験して「迷惑ばかりかけた」。しかし8月は同・343、9月は・415と急上昇。9月16日のDeNA戦ではプロ野球史上初の6打数6安打7打点3ホーマーの大暴れを演じた。

 更改後、恩師の藤倉多祐白鴎大野球部総監督(61)にシーズン終了を報告した。電話口でねぎらいの言葉をかけたという藤倉氏は、2年前のドラフトで投手補強の球団方針を覆し1位指名してくれた金本前監督が退任したことで、「来季が本当の意味での勝負になる」と強調する。

 「これまでは調子が悪くても1軍に置いてもらい、それがプレッシャーになったこともあったと思うが、矢野監督に代わって、来季は本格的に競争にさらされる」

 気になるのは、あまりにも真面目でお堅い性格。今季も節目ごとにメールを入れたが、返信の大半は「頑張ります」「ありがとうございます」のみ。

 藤倉氏自身、阪神で4年間、ロッテで5年間プレーした経験があるだけに、「『成功するまでは、報道陣に余計なことを話すな』と指導しましたよ。だけど、プライベートはもう少し緩めてもいい。大学時代に俺が厳しかったのもあるだろうけど、そろそろ柔軟になってほしいね」。恩師の思いは若虎の心に響くか。(山戸英州)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181206-00000017-ykf-spo

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