人的補償の長野&内海はFA権保有 1年での流出リスク、西武&広島のメリットどこに?
生え抜きベテランがプロテクト漏れも…内海と同様に長野もFA権を保持
内海が西武に移籍した際には、FA権を保有していることに注目が集まった。1年後に権利を行使してチームを離れる可能性があるからだが、西武側もこれは折り込み済のこと。渡辺久信SDは「もちろんそこは認識している。でも、彼が1年間しっかり仕事をしてくれれば、移籍することになっても獲得した意味はある」と語っていた。
長野に関しても、これは当てはまる。2006年の日本ハム、2008年のロッテと2度の指名拒否の末に、2009年に意中の球団だった巨人にドラフト1位で入団した長野。1年目の2010年から続けて活躍しており、すでに海外FA権を取得済み。内海と同じく本人が望めば、1年で権利を行使して他球団へと移籍する可能性がある。
FA権を保持し流出するリスクのある、なおかつ年俸の高額なベテランは一見すると、人的補償としては避けそうなもの。ただ、西武は内海を、広島は長野を選んだ。それは十分なメリットを見越してのことだろう。チームの力を底上げしてくれるであろう力、そして巨人を支えてきた実績、経験、これらももちろんだが、それだけではない。
https://full-count.jp/2019/01/07/post277152/
・長野はすぐFAだと笑う巨人ファンも多いけど、自分としては、もし仮にそうなっても、長野は今年1年活躍してもらえるだけでも本当にありがたい。