2019年4月9日火曜日

佐野の覚醒の裏に元DeNA下園の言葉

1: 風吹けば名無し 2019/04/08(月) 22:25:07.14 ID:wbn27alz0
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2人の“神”は思いを重ねて。
2019/4/8
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 佐野は代打の心得を先輩たちにひたすら聞いて回った。中川大志、梶谷隆幸、宮﨑敏郎、筒香嘉智、乙坂智、ゴメスことG後藤武敏……。ちょっと思い返しただけでも、たくさんの顔が浮かぶ。 

 結果への欲に囚われていた佐野の心を軽くしたのは、下園辰哉の言葉だった。キャリア終盤、代打で勝負強さを発揮した下園は2017年に引退。現役最後の1年は、佐野のルーキーイヤーと重なっている。 

 「代打なんだから、そんな簡単には打てないよ。打てなくても仕方がない。それくらいの気持ちでいたほうがいい」 

 佐野が振り返る。 

「無責任みたいに思われてしまうかもしれないけど、背負い込み過ぎていた自分としては、ちょっと余裕が持てました。代打の難しさを知っている左バッターの下園さんと1年間いっしょにプレーできて、そういう話をしてもらえたのは本当によかった」 

 もう一つ、忘れがたいのは中川と過ごした時間である。 

 佐野はプロ初本塁打を放つなど結果を残し始めた昨年6月、中川の言葉を思い出していた。 

「苦しい時にバットを振れば、それは必ず返ってくる」 

 いま、代打で次々と快音を響かせて、その意味を再び噛みしめる。 

「今年の春季キャンプ、ぼくと大志さんはファームでのスタート。全体練習が終わってから日が落ちるまで、ずっといっしょに振り込みました。一軍との紅白戦で2人とも打てなくて、『こんだけ振っても打てないんだな』って話したり……。でも、こうやって結果が出た。大志さんも打ってますし(ファームで打率.404をマーク)、あの時に振り込んでおいてよかったなって思います」
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