2019年1月3日木曜日

【阪神】「目指すはたくさん点を取る野球」阪神・矢野燿大監督インタビュー

a551e_368_af8678cfbf61167b535c2df0caf0ce14

1: 風吹けば名無し 2019/01/02(水) 21:14:56.48 ID:CAP_USER9
プロ野球阪神は2019年、昨季17年ぶりとなった最下位からのチーム再建をOBの矢野燿大(あきひろ)監督に託す。

新指揮官がテーマに掲げるのは、走攻守のプレー面はもちろん、ファンサービスにも全力を尽くす「超積極的野球」だ。
選手との対話を重視し、可能性を引き出す指導哲学を貫く熱血監督に、今季の意気込みを語ってもらった。(吉原知也)

--自身の指導論は

「2軍監督として選手たちに『超積極的』『あきらめない』『誰かを喜ばせる』という話を伝えた。選手の成長に重きを置いてやったら、勝利の結果もついてきた。
なにかを頭ごなしに決め付けてやらせるのではなく、選手の可能性を広げるためのアプローチだ。1軍監督になっても変わらない」

--チーム全体に潜在能力を感じている

「チームとして後退しているとは思っていない。まだ若く、伸びしろのある選手たちが力をつけたときに、いいチームになっていける。その可能性が、今の阪神にはある。大いに楽しみだ」

--選手たちに「グラウンドで喜怒哀楽を出していい」と訓示した

「選手が喜怒哀楽を出してプレーした方が、見ている方はおもろい。だから感情を出していいと思っている。そうした中で、気持ちのスイッチを入れ替えることが大事。
例えば、打者としてチャンスで打てなくて怒って悔しがっても、ポンと気持ちを入れ替えて、『よし守るぞ』と守備に入っていけるかどうか。
投手なら相手に打たれて『悔しい、悲しい』と思っても次のバッターに対して『俺は向かっていく』と変われるかどうか。それがプロ精神だと思う」

--自身の経験に基づく

「現役時代のある試合で、七回の守備を抑えたときに捕手ながら自然とガッツポーズが出た。
登板したジェフ(・ウィリアムス投手)から『矢野が喜んでくれるのはうれしかったし、燃えるよ』と言われた。
投手にそう思ってもらえるなら、感情を我慢することはないと考えるようになった」

--ファンから求められるものは何と考えるか

「生え抜きをしっかり軸に据えて、エースも4番も自前で育てられること。そこが阪神ファンが一番求めるところだと思っている」

--03年の優勝チームを理想に掲げる

「理想は打ってたくさん点を取る野球。阪神ファンはそれが好きなんだろうなと思う。
03年は日替わりヒーローが出て、選手みんなの相乗効果で上がっていくことができた。目指すべき姿だ」

--19年をどんな年にしたいか

「自分の動機付けとして、現役時代から日本一になってパレードをやりたいとずっと思っている。ファンあってのプロ野球。
ファンを喜ばせて、俺らも思いっきり喜びたい。お互いにとって喜び合えるようなシーズンにしたい」

     ◇

■やの・あきひろ 1968年12月6日、大阪市生まれ。
市立桜宮高から東北福祉大を経て、1991年にドラフト2位で中日に入団。
98年に移籍した阪神では正捕手として2003年、05年のリーグ優勝に貢献し、10年に現役引退。
16、17年は阪神の1軍作戦兼バッテリーコーチを務め、昨季は2軍を率いてファーム日本一に導いた。今季、1軍監督に就任した。

http://news.livedoor.com/article/detail/15822461/
2019年1月2日 20時57分 産経新聞

続きを読む