2018年8月15日水曜日

カープ山本浩二が語る4番打者論「金本知憲、新井貴浩、江藤智らを育成しました」

山本浩二新井さん名球会ブレザー

1: ぶーんと飛躍するななC⊂( ●▲●)⊃ 2018/08/13(月) 06:19:10.76 ID:CAP_USER9
山本浩二_4番打者理論

広島OB 山本浩二が語る4番打者論「4番は責任の場所」


 5年の初優勝以降、不動の4番打者として活躍した山本浩二氏。常勝チームとなった黄金期に勝負強い打撃で5度の優勝に貢献した。さらに監督としても、球界を代表する4番打者を多数育成してきた。誰よりも4番打者を知り尽くす山本氏の4番打者論とは。

現役引退後は監督として、江藤智(現巨人コーチ)、金本知憲(現阪神監督)、新井貴浩らを4番打者として育成してきました。

私が監督として4番育成をするにあたり、まずは4番としての資質がある選手を重点強化選手に位置付けることから始めていました。そして、コーチ陣に彼らを預けて、徹底的に鍛え上げてもらいました。私が考える4番の資質を持った選手は長距離砲であること、精神的な強さを持っていること、
そしてリーダーシップを見せることができる、最低限これらの要素が必要になると考えています。

監督として4番打者を育てる上で、最も大事なのは我慢です。中でも特に印象に残っているのは新井です。 03年、金本がFA移籍したことで彼を4番に抜擢したのですが、2年間は全く成績を残すことができませんでした。 今思い返してみれば、少し可哀想なことをしたかもしれません。

しかしながら、当時のチーム事情と将来を考えたときに、無理にでも4番として使い続けなければならないと感じていました。新井もそこからいろいろな苦労がありましたが、それを乗り越えて2年後の05年には本塁打王を獲得するまでになり、その後は不動の4番へと成長してくれました。少し時間がかかったかもしれませんが、あの苦しい2年間は彼にとって良い経験になっているはずです。

今球界を見渡してみても、なかなか日本人の4番打者が育っていません。日本人の4番をつくるというのは、これから球界にとっても大事なことになってくるでしょう。

現在、鈴木誠也が広島の4番を任されていますが、あの若さでよくやっているなという印象です。
鈴木が一軍に出たての頃、フルスイングする姿を見て、『これは良い選手が出てきたな』という目で見ていました。本当に順調に伸びてきていると思います。昨季4番に抜擢されてからも成績を上げている部分は評価すべき点です。これから大事なのは、何年も4番にふさわしい成績を残すこと。
あの若さですし、十分にそれを実現できる素質を持っています。

今後鈴木に求められるのは経験だけでしょう。4番として、打てることもあれば、打てずに失敗して反省することだって数多くあります。いつも状態が良いということは絶対に有り得ないことですし、打てなかったときに、いかに反省をして、同じことを繰り返さないか。それが大事になってきますし、その繰り返しです。たとえば4打数3安打打ったとしても、凡退した1打席をいかに反省するか。そこで満足していては4番としての成長はありませんし、常に反省をすることが大事です。

それほど4番には甘えが許されないですし、チームの勝敗の責任を負う、重要なポジションなのです。

(広島アスリートマガジン2018年8月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)
https://www.hiroshima-athlete.com/

7: ぶーんと飛躍するななC⊂( ●▲●)⊃ 2018/08/13(月) 06:32:37.19 ID:Q788hpaN0
4番の風格がある4番バッターだったな
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1534108750/ 続きを読む